2014年 09月 09日
アランニットで。*comfort.と。あと、縫い代のこと。
こんにちわ☆
いつも、ありがとうございます♡
秋冬用サンプルに、こんなものを。
Vネック寸法で作りました。
また、裾はリブにアレンジ。
チラッとのぞかせたかった、*comfort.の衿と、ピンタック。
今度は、ヘンリーの寸法でボタンなしにして、
もっと深めに見えてもいいかな、と思いました。
この生地、
どちらもウール混で、
大人っぽくて、
とっても素敵。
数年前、一目惚れして、でも、ちょっとしか買えなくて。
大事に大事に、とっていました。
息子と夫が、
黒を着ている姿が好きなんです。
夫用作るのも、楽しみー。
あと、今回の、Vヘンリーの縫い代のこと。(各サイズの方)
「並行」「角出し」「線対称」
いろいろありますね。
それぞれ、一長一短。
そこで、こんなものを作り、検証を行っていたのです。
Vヘンリーは、オールシーズンで、重ね着することを想定していたので、
厚地のときの、衿元の縫い代が重要でした。
デザイン上、衿幅が細く、
また、
衿ぐりの縫い代を7mmと小さめに設定しているからです。
布帛の場合は、ニットより布端がほどけやすいですよね。
縫ったところの伸びも少ないし、
厚みも、薄いものが多い。
だから、並行や角出しで、縫い代が足りないより、
線対称で縫うほうが裏から見たときに一番キレイにみえると思います。
縫い代同士の長さがちがって、初心者向きでないところだけネックですが…
ところが、今回は、ニット地。
衿ぐりの1番重なる部分は、5枚重ねになります。
アランニットの5枚重ね…太い。笑
薄地や普通地では、
衿テープ(オマケレシピで準備しているもので、後日ブログで少し紹介します)
で、後ろ衿ぐりを既製品みたいにできるようにしたかったので、
その場合、縫い合わせる部分が、6枚重ねになります。
線対称は、縫い代のごろつきが、すごかったのです。
それは見た目にもわかる程。
厚地は、余った縫い代を切らないといけない結果に。
そこで、角出し。
合わせる生地同士の、縫い代の長さが同じになるので、
初心者の方に向いています。
でも、重なる部分も同じ長さなので、線対称ほどではないですが、
やっぱり厚みが気になりました。
結果、
今回は、平行が1番しっくりきました。
縫ったあと、後ろ倒しにする仕様なのですが、
縫い代の長さに差があることで、ちょうどごろつきが改善されていました。
前身頃の縫い代が、後見頃の足りない縫い代をカバーしてくれているし、
そこも、ちょうどいい。
写真の赤い点線が、衿ぐりの出来上がり線(縫い代7mm)です。
ニット地となると、切ったり、縫い合わせたりの段階で、
伸びたり形が変わってしまうことが多く、
せっかくの縫い代つけも不要になる場合もあるということ…
縫い代って、重要ですね。
縫い代付き型紙は、
ずっと、どの縫い代にしようか、
統一しようとすると、答えが出ませんでした。
でも、今回で、
グレーダーさんに教えていただいたことがありました。
そこで、臨機応変に、決めていくのが1番いい!
という結論に至りました。
やっぱり、実際に試してみないと、わからないことがあるものです。
生地の種類、厚み、デザイン。
いろいろなことを考慮して、
コレ!と決めずに、
毎回、良い縫い代を探していこうと思いました。
ということで、今回は、「平行」に至ったわけですが、
よろしくお願いします☆
Commented
by
uteomma at 2014-09-09 15:51
なるほど!私のような洋裁初心者からすると、線対象で縫い代を付けるのが基本だと思ってましたけど、生地の厚み、デザインによって対応すべしなのですねぇ。勉強になります!
先日、サロペットが出来上がりました。一見すると難しそうですが、仕様書の手順や縫製の仕方に工夫があって、あっという間にできました。あっという間なのに、折り伏せ縫いなど洋裁で押さえたい手順はしっかり入ってて・・ますますジャドールさんのファンになりました。これからも、上品で、達成感のあるパターンを期待しています。
先日、サロペットが出来上がりました。一見すると難しそうですが、仕様書の手順や縫製の仕方に工夫があって、あっという間にできました。あっという間なのに、折り伏せ縫いなど洋裁で押さえたい手順はしっかり入ってて・・ますますジャドールさんのファンになりました。これからも、上品で、達成感のあるパターンを期待しています。
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by
jadore-n at 2014-09-10 07:49
by jadore-n
| 2014-09-09 09:32
| Vヘンリーのこと。
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Comments(2)